対策はある
格差は世界中で「さらに」拡大しています。 世界人口の1%が、世界で生産される富の41%を手にしているという、ノーベル賞経済学者、スティーグリッツ博士のレポートを先月紹介しました(11月5日)。 新しく出た別のレポートが […]
格差は世界中で「さらに」拡大しています。 世界人口の1%が、世界で生産される富の41%を手にしているという、ノーベル賞経済学者、スティーグリッツ博士のレポートを先月紹介しました(11月5日)。 新しく出た別のレポートが […]
ここに住みたいならイヌ、ネコ禁止。 そんな共同体がオーストラリアにあります。イヌ・ネコがきらいだからではない、自然保護のためです。 ペットじゃなく、カンガルーやコアラなどの自然動物とともに暮らす。なんてかっこいい共同体
このブログはガタリ論ではないからもうやめます。でもこれだけは付け足しておきたい。 ガタリ思想の源流には先住民の世界観がある。 ガタリ思想はひとつの理論体系ではなく、複雑な幾筋もの、また幾層もの思考の動的な編成だから、
ガタリ思想は広大無辺で容易に理解できない。 けれど精神病について、狂気についてガタリがいうことはとても示唆的です。たとえば「制度的精神療法」のように。そうしたいくつかの鍵概念を追い求めれば、精神病についてこれまでより少
『フェリックス・ガタリと現代思想』で、目を開かれたところはいくつもあります。 ガタリ思想は「アール・ブリュット」という指摘もそのひとつ、杉村昌昭さんの見方です。 「ガタリの思想作品もアール・ブリュットの芸術作品も、わかり
ようやく、見通しが開けた気分です。 去年夏から1年あまり、精神科の世界を知りたいと、「制度的精神療法」についての本をあれこれ読んできました。深い森をさまよっていたけれど、少しだけ道が見えてきました。『フェリックス・ガタ
オレゴン州のクラマス川にサケが帰ってきました。 川にかかっていたダム4か所をすべて破壊し、撤去したからです。川が通れるようになり、さっそくサケがもどってきました。 あと何年かしたら、クラマス川は豊穣なサケの川として、1
デトックスは体内の毒物をとりのぞくことですが、最近は「デジタル・デトックス」をよく聞きます。 スマホやパソコン、SNS(ソーシャルメディア)などのデジタル文化は、利用者の精神をむしばむことがある。デジタルの有害な影響を
AIやSNSを多用する人びとの「脳の腐食」が進んでいるといわれます。 脳の腐食(ブレイン・ロット、brain rot)、頭が働かなくなって腐ったようになるという比喩です。日本語としては「泥脳」くらいが適当でしょうか(H
自殺の危険が高まった人をどう察知するか、精神医学者が悩んでいます。 自殺の予知はむずかしい。本人にすら予知できないものを、どうすれば周囲が予知できるのか。これは医学だけでなく、哲学、倫理学の問題でもある(When Pe